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マンモグラフィ(検査について)About Inspection
マンモグラフィとは?
マンモグラフィとは、乳房のX線撮影のことで、乳房専用の機械を使用します。
乳房を圧迫板というプラスチックの板で挟むので、痛みが伴います。しかし、その挟むことがこの検査ではとても重要で、下図のような病気を見つけることができます。
石灰化というのは、乳がんの初期にできることが多く、初期のものは触診でもなかなか見つけることはできません。しかしながらマンモグラフィでは、その石灰化を写すことがとても得意です。
ですから自覚症状のない方を対象とした検診は、マンモグラフィが大いに役立ちます。
X線検査ですから、被ばくが心配の方もいらっしゃるかもしれません。ですが心配は無用です。
1回の撮影で受ける放射線の量は、東京から飛行機でニューヨークに行くときに浴びる自然放射線とほぼ同じ量なのです。
被ばくを怖がって検査を受けないよりも、検査によって早期の乳がんが発見されることの方がよっぽど大きなメリットがあるのです。
最近は少しずつ認知されてきたマンモグラフィですが、日本は欧米に比べるとまだ、検診率が低いのが現状です。
また、圧迫が嫌で検査を受けなくなった方もいらっしゃるかもしれません。圧迫をしないと乳房内の乳腺や脂肪、血管と重なってしまって、肝心な乳がんが写らない事があります。
ですからその辺りをご考慮いただいてぜひ、乳がんの早期発見のため、最低2年に1度は検査を受けましょう。