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CT検査(検査について)About Inspection

CT検査とは?

CTとは、Computed Tomographyの略で、日本語にするとコンピュータ断層撮影といいます。
被写体に様々な方向からX線をあて、得られたデータをコンピュータで計算し、身体の横断面を表示することができます。

近年の技術の進歩、特にコンピュータの発展により、それまでの検査と比べて、「より速く」・「より細かく」・「より広範囲」な検査ができるようになりました。
これにより横断面だけではなく、いろいろな角度の断面画像を描出できるようになり、3D画像表示も可能となりました。また検査時間も短くなり、より受診者の負担を軽減することで、身近な検査になってきていると思います。

CT検査には造影剤を使用して検査を行う場合もあります。非イオン性ヨード造影剤を静脈から注入しながら撮影をするのですが、病気の状態や血管の走行などがよくわかるようになります。

CTはX線を使用しているため被ばくを伴う検査です。我々、診療放射線技師は被ばく低減に務めていますが、一般撮影に比べると被ばく線量はまだまだ多い検査になります。
最近のマスコミで言われているように被ばくによるリスクは確かに高い検査ですが、病気を治すために、病気を知ることで得る利益がはるかに多い検査です。
検査を指示する医師やそれを実施する診療放射線技師もそれらを十分に考慮して検査を行っていますので、安心して検査を受けていただけます。


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